認知症介護とアンガーマネジメント

~感情コントロールが必須の介護職~

認知症介護を行う人にとって、とても身近に感じる感情の1つ。

それは『怒り』です。同じことを何回も聞かれたり、理解できない行動をとられ困惑したり・・生活の中での介護、介助で怒りが出やすい良くある場面として、例えば・・。

 

入浴して欲しいのに断られたり、食事を食べても食べていない!としつこく言われたり。

排泄の介助で汚されて掃除を何度も余儀なくされたり、何度も徘徊や、どこかに出かけて行かれたり・・。食事、入浴、排泄などの介護拒否など。

 

そういったことは、認知症の『症状』がさせていることだと頭の中では理解していても、ついかッとなったり、イライラしてしまうのが認知症介護の大変さです。

 

そんな怒りの感情が蓄積されると、不適切な介護、そして高齢者虐待につながり、現在大きな社会問題になっています。その実態は数字で見ても明らかです。

~高齢者虐待は11年連続増加!在宅介護でも5年連続増加~

介護施設での虐待

在宅での虐待


~高齢者虐待の約8割は認知症高齢者が受けています!~

介護施設での虐待

在宅での虐待


現在、認知症介護だけにとどまらず、高齢者介護、そして障害者の介護でも同じような、虐待の結果がデーターで示されています。こうした怒りの感情と上手に付き合っていく「アンガーマネジメント」が、介護現場でも注目を浴びています。

アンガーマネジメントを身につけることで、怒り、イライラを自分自身でコントロールでき、介護がスムーズに進めることができます。

~認知症介護で最も大事なことは「反射しないこと」~

アンガ―マネジメントは、怒りの感情自体は否定していません。

そして、怒りは人間として自然な感情です。認知症介護において最も大事なことは、つい

カッとなっても「反射的な言動をとらない」ことです。

認知症の方に対して、怒りに囚われた言葉をぶつけると、症状も状況も悪化します。

そしてその後、人によっては大きな後悔や罪悪感に悩まされてしまいます。

怒りに囚われている状況では、状況を良い方向に導く言葉や行動は出ないのです。

~まずは怒りの感情の構造を学びましょう~

アンガーマネジメントができる様になるには、まずは「怒り」について学ぶことが、とても大事になります。そして怒りには、実は構造があります。

複雑ではありませんが、構造を知ることによって、今までより格段と怒りの感情と上手に付き合えるようになります。

 

そして介護現場で活かせる簡単なテクニックや考え方も学びます。

ぜひ、より良い介護の実現のために、怒りについての理解を深め、アンガーマネジメントを身につけて頂きたいと思います。

 

高齢者虐待という悲しい状況をつくらない、イライラよりイキイキが多い介護施設になって頂きたいと、切に願います。


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~日々のアンガーマネジメントの実践にご活用ください~

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組織の「べき」の優先順位ワークシート
組織・チームの中で何を優先させていくのか?職員の価値観が様々な中、優先順位を決めることで、働きやすい環境を生むためのワークに使用するシートです。
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アンガーログシート
アンガーログとは「怒りの記録」です。怒りを「見える化」して把握するために、このアンガーログが役立ちます。日頃どんなことでイラッとしているのかが分かると、自分の怒りの感情を上手く扱えるようになります。
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